住所  名古屋市昭和区広瀬町1−30−1
 電話番号  −
 営業時間  11:30〜14:00 18:00〜20:00
 定休日  日曜日
 駐車場  なし
 
中華そば しょうゆ味

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かけスタイルで提供される一杯は、鶏+和風出汁。味は、「慈庵さん」そのもの。でも、旨味の弾け方や広がりは、池下・守山時代より劣るかな。アッサリとしていて、厚みを感じるスープは好印象だけど、少しカエシが強いような。後、麺とスープの相性もあまり良くないようにも思えた。具は、柚子風味のメンマやプレーンなタマゴ、それにチャーシュー。一際存在感を放つリンゴは、好き嫌いが分かれそうですね。安定した営業が続けば、再訪もあるかな。がんばって…

 
− 守山時代 −
塩そば


スープから漂う風味は鶏一色。少なめの脂が浮くスープの口当たりは、とてもスッキリとしており、しっかりと抽出された鶏の旨味を堪能する事ができるもの。和風出汁の香りは鶏の風味に押されており、嗅覚を刺激するような事はないが、鶏の甘味の後から積層感のある魚感と貝類の甘味とコクがジワジワと込み上げてくる。タレ味は、やや塩カドがあり、数口は塩辛さを感じるが、舌が慣れてくると、塩の甘さと奥行き感が出てきて中盤あたりから良い塩梅になってくるような印象だ。一際目を引くのが、鶏のチャーシュー。とても良い味が染みており、噛み締めると脂が染み出てくる逸品。皮の部分もとても美味しく、かなり好みのものだ。プレーンな味わいのメンマやシャキシャキの水菜は、スープの風味を邪魔する事のない、良いトッピングだ。中太のストレート麺は、固めの仕上がりで、食感に持続性があるもの。喉を滑らかに流れていくようなツルッとした舌触りだが、このスープとの相性は、あまり良い様には思えなかった。しっかりと旨い一杯である事には変わりはないが、曖昧な記憶の池下時代とは、何かが違い、余韻を楽しむ事は出来なかった・・・

 
塩げんこつそば


トッピングは、柚子の風味が漂う、食感のとても良いメンマ・マスタードの香りと鶏の旨みに満ち溢れたチャーシューは、拘りがヒシヒシと伝わってくる逸品。見る見るうちに膜が張ってくるスープをレンゲで掬い、口にしてみると、豚骨を使っている割には意外と鶏の風味を強く感じるもの。豚の旨味はしっかりと抽出されているようだが、少々油感が強く、口当たりはやや重め。動物系の旨味に見え隠れするかのように和風出汁の旨味が顔を覗かせるが、素材感は捉えにくい。ただ、後味に残るホタテの風味や素材の甘みから積層感があることは確かだ。タレ味は、カドを感じさせない良い塩梅だが、個人的にもう少し塩気が欲しいと思った。中太の麺は、ツルンと喉越しの良いものだが、スープとの相性は微妙だし、麺の風味と食感の持続性のなさが気になるものだった。普通に美味しいと思える一杯だったが、余韻が残らない・・・。

 
− 池下時代 −
中華そば 醤油


スープからは、柔らかく奥ゆかしい醤油の香り。魚介の香りは、それ程強くはないが、スープを啜ってみると動物系の旨味を押しのける程に煮干しの風味が効いており、魚味はしっかりだが、エグミと出汁の塩辛さが随分と目立ってしまっていた。柑橘系の香りが爽やかさを加えているが、食べ進むにつれて、皮の苦味がスープに移り、後半は随分と苦味の強いスープになっていた・・・。ラストの一杯だったからなのか、ブレなのか?私が勝手に思い描いていた物とは随分と違っていた。旨くない訳ではないが、以前のような満足感と感動を味わう事はできなかった。

 池下時代のデータ救出中…
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